佐々木剛さんといえば、仮面ライダー2号を演じた有名な俳優さんです。
当時、イケメンヒーローとして人気でしたが、現在はその頃の面影はないようです。
というのも、佐々木剛さんは火事で大火傷を負い、その顔はかなり変わってしまったそうです!
一時は廃れた生活をしていたようですが、現在は飲食店を経営し、気軽に話せる存在となっているようです。
そのお店の名前は「バッタもん」、そんな佐々木剛の激動の半生について調べてみました。
まずは佐々木剛さんのプロフィールからご紹介します。
佐々木剛さんのプロフィール
生年月日 1947年5月7日
出身地 新潟県新発田市
身長 172cm
佐々木剛さんは仮面ライダー2号を演じたことで有名ですが、実はこの2号役は降って湧いた役でした。
というのも当時、仮面ライダー1号を演じていた藤岡弘、さんがバイク事故で不在になったため、急遽代役として登場するキャラ・一文字隼人が必要になり、藤岡弘、さんと同じ劇団に所属していた佐々木剛さんが抜擢されたのです。
イケメンだったことに加え、変身ポーズを初めて取り入れたことで真似する子供が増え、一躍大人気となりました。
今でも続く変身ポーズは仮面ライダー2号からだったんですねえ。
人気絶頂の中、仮面ライダーは放送終了し、このまま俳優として順調にいきそうだった最中、突然の悲劇が襲いかかります。
佐々木剛の自宅が大火事!顔に大火傷で俳優は絶望的・・
人気俳優となった佐々木剛さんですが、彼の俳優生活は長く続きませんでした。
佐々木剛さんは奥さんと泥酔して帰宅した時にストーブをつけっぱなしにし、それが原因で火事になってしまったのです。
うわー。これは危ないですね。。。
全身の7割に火傷を負う大火傷でまさに生死の境をさまよったのです。
不幸中の幸いで命は助かったものの、彼を待っていたのは壮絶な人生でした。
まず、俳優としての命ともいえる顔を失ってしまったのです!イケメンと言われていたこともあり、かなりのショックだったのではないでしょうか。
なんとか戻そうと5度にわたる皮膚移植をしたものの、元に戻ることはありませんでした。
さらに佐々木剛さんは自宅アパートだけでなく、隣の民家まで火事で焼失したため借金は1000万円にもおよびました。
借金を返そうにも俳優業には戻れなかったため、警備員や焼き芋売りになり、生活していました。
そして時には「仮面ライダー2号の人ですよね」と声をかけられることもありましたが「あの人は火事で死んだんだよ」と自分で自分を死んだことにしていたこともあったようです。
精神的にもかなり追い詰められていたんでしょうね。ついにはホームレスになったこともあったそうです。
ホームレス!いやー人生のどん底を味わったんですね。しかし、そんな佐々木剛さんに声をかける俳優仲間もいました。
どん底から再び俳優へ!佐々木剛復活!
俳優から遠ざかっていた佐々木剛さんに声をかけたのは俳優の石橋正次さんでした。
これにより、佐々木剛さんは舞台俳優として復帰をします。さらに「仮面ライダー」の映画で声のみの出演もするようになったのです。
そして現在は・・・元気な佐々木剛さんに会える場所があります。それは佐々木剛さん自身が店主を務めている居酒屋です。
その名も「バッタもん」!これはやはり仮面ライダーにちなんだ店名でした。
仮面ライダーというと、最近は研究者が主人公だったり、電車が出てきたりと色々な仮面ライダーが最近はいますが、元々はバッタの特殊能力を持った改造人間ですものね。
そしてそんな改造人間を演じた者ということで「バッタもん」という店名にしたのです。
この居酒屋はファンや自分を支えてくれた芝居仲間のためということで、佐々木剛さん自身がもてなしてくれます。
ファンが長居したくなる「バッタもん」!佐々木剛と話ができる?
佐々木剛さんが経営のお店「バッタもん」は当時の仮面ライダーファンにとって居心地の良い場所です。
というのも店内には仮面ライダーのフィギュアや有名作家さんが製作した仮面が並び、ちょっとした博物館状態だからです。
しかも佐々木剛さんが出演した作品もテレビの近くに何本もあり、いつでも好きな作品を見ていいのです。
そして見ていると、ひょいっと本人がやってきて当時の撮影秘話まで教えてくれるという夢のような空間なのです!
仮面ライダー俳優はたくさんいますが、ここまで気さくで、実際に触れ合える俳優さんは佐々木剛さんの他にはいません!
大火傷に借金、ホームレスなど壮絶な人生を送りはしましたが、今は居酒屋店主として人生を謳歌しているようです。
もし実際に仮面ライダー2号に会って見たくなったら「バッタもん」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
色々と経験されている方なので人生相談にのってくれるかもしれませんよ。